• 福井市西谷の小児科クリニックです

    気管支喘息は気道が炎症を起こして腫れたり、収縮することにより空気の通り道が狭くなって症状が出ます。咳が出たり、ヒューヒュー、ゼイゼイしたり、呼吸が苦しくなったりします。鎖骨の上や肋骨の間が呼吸のたびに凹むような様子が見られることもあります。発作の程度が強いと続けてしゃべれない、横になれないなどの症状が出てきます。

    お子様では風邪などの上気道感染がきっかけで発作が起こることが多く、夜間や朝方に症状が強くなりやすいです。

    発作が出た時には気道の炎症を抑え、気管を広げるような吸入や内服の治療を行います。同時に風邪などの感染がきっかけの場合にはその治療もしていきます。

    吸入は時間をおいて何度か行うこともありますが、吸入しても少しも改善しないような時には入院して点滴の治療が必要になります。

    頻回に発作が起こる場合は気管の炎症が起こりにくくなるように、発作が起こっていない時も喘息の吸入薬や内服薬を使用するようにします。数ヶ月間、風邪などをひいても発作が起こらない期間が続けば、毎日のお薬の中止を検討します。

    逆にお薬を使っていても頻回に発作が起こる場合はお薬を追加したり、変更したりします。