• 福井市西谷の小児科クリニックです

    カゼの多くはウイルス感染が原因です。インフルエンザが有名ではありますが、カゼの原因となるウイルスは200種類以上あると言われております。なので、幼稚園や保育園など集団生活が始まると子供達は途端に鼻水を垂らしたり、咳をしたりと、カゼを引くことが多くなります。一旦治ってもすぐ次のカゼを引いてしまうことも多いのでしょう、ずっと咳をしていることもおおいので、ご家族の中にはカゼが治らないと心配される方もおられますね。

    ウイルスに対しては抗生物質は効きませんので、去痰剤などいわゆる風邪薬と解熱薬で経過を見てゆくことになります。

     

    カゼを診てゆく中で注意するポイントとしては、本当にカゼかどうか、カゼ以外の病気が隠れていないかに尽きると思います。カゼであればそのまま経過を見て行けると思いますが、中耳炎や肺炎になっていないかが心配です。解熱薬を使って熱が下がっているときに比較的機嫌よく遊べる様であればそこまで緊急を要することはないことが多いですね。

    また、熱はあるけれども咳や鼻汁が目立たない時など、本当にカゼかどうか判断が難しい場合もあります。診察して判断してゆくのですが、初診時の様子と例えば翌日の様子などでも違ってきていることもありますので、カゼと診断をうけても、なにか気になることがあれば気軽に再診していただけるとこちらも助かります。